夏本番の暑さに毎日呪詛を吐いていた8月。
お馴染み、本日のラインナップはこちら。
小説
ホーンテッドキャンパス オシラサマの里/櫛木理宇
オカ研霊感組、どんどん能力レベルが上がってきてません?
そういう物に触れる程に感化されるっていうけど、そういう事なのかしら…。
長編で重たい空気感のある事件の中、やっぱり癒しは勝手にラブ多めのラブコメをやってる森司くんとこよみちゃんよ…もう告白してるし惚気てるし、それで付き合ってないって何なんだよ、君ら。
部長が背負っている物の業の片鱗がちょいちょい出てるけど、深いし重すぎやしませんか…卒業したらどんどんご実家に飲まれていくのかと思うと…背負うのは雪大オカ研部長の肩書だけでいいだろ!!!
まんが
八月九日 僕は君に喰われる。(1巻)/tomomi
サブスクで借りました。
あざといほど青く~が好きだから好きかなと思ったけどいまいちハマれず。
フェティッシュなキャラデザと表紙は変わらず好きです。
はらぺこツーリングルメ~うまいもんに会いに行く~/磯本つよし
サブスクで読みました。グルメまんがに弱い。
バイクや車の運転が苦じゃないって良いですよね~行動範囲広がって楽しそう。
免許すら持ってないからなぁ…引きこもりだから免許あってもという気はしますけども。
いびってこない義母と義姉(1巻)/おつじ
Twitterでバズってた漫画がサブスク対象だったので読みました。
良い人しかいない平和な世界、健やかな気持ちで読める。
ひめちゃんは重い女(3巻)/花束葬式
完結おめでとうございます!とはならないのよ…。
1巻は偏愛依存系百合漫画だ~と楽しんでいたはずなのに、2巻から雲行きが怪しくなり、3巻はもう別漫画…。
誰一人として悪くないし、責められないし、そのまま続けても不幸の溝が広がるだけなんだけど!
きちんと伝えられた夜さんも偉いし、それに怒りながら自分の感情や相手と向き合えたひめちゃんも偉い。
メリーバットエンドだったけど、わたしは好きです。
わたしたち、5人姉妹です。(全2巻)/泥川恵
エッセイコミック。
Twitterで見て面白かったから買った、気がする。
賑やかで個性的な5人姉妹の日常。なんだかんだ仲良しで楽しそう。
アヤシモン(3巻)/賀来ゆうじ
完結おめでとうございます。
初の週刊連載で、描きたい事はまだまだたくさんあったと思うけど、仕方ない。
キャラデザや色使いが好きだから、次回作でお会いできますように。
口が裂けても君には(6巻)/梶本あかり
最初はみろくさんが可愛いだけのラブコメだったのに、どんどん面白くなっていくし、相変わらずみろくさんが可愛いラブコメは健在。
ミコトくんがみろくさんに執着する理由も明らかになって、よりキャラクターとしての深みが増したね。
ご都合主義でも、ちゃんと報われて良かった。
表紙の姉弟、最高すぎでしょ。
逃げ上手の若君(7巻)/松井優征
楠木正成!歴史音痴のわたしでも分かる方です!
正成からの教え。時行が幼少だったとはいえ、尊氏の記憶にすら残っていない事への屈辱と撤退。
優しくて平和主義で逃げの一手だった時行が、北条の名を、人の命を背負い、武士として名を上げる覚悟を決める。
敵味方共に曲者ばかりのキャラクターが出揃ってきたところでのこの流れ。
やっぱり松井先生の物語構成は天才のそれ。
歴史全然だめでもこんなに楽しめるって、どういう事なの。
トナリはなにを食う人ぞ ほろ酔い(9巻)/ふじつか雪
両家顔合わせに結婚式の準備と、そこまで見せて頂けるんですか!
大学時代から二人を見ていて、なんかもう、友人の気持ちよ。
個人的に花ちゃんが大好きなので(好きそう)、土屋くんと花ちゃんカップルのお話が入っていて嬉しい。
毎回表紙かわいいけど、今回の色味は特に好きだなー!
佐倉は私を好きすぎる(3巻)/雪宮ふゆ
少女漫画の王道イベント網羅巻。糖度マシマシ。
そしてやっぱり娘を持つお父さんは面倒な障害として立ちはだかるのね。笑
花野井くんと恋の病(11巻)/森野萌
仲直り!!!おめでとう!!!!良かった!!!!
背中合わせの10巻から、ちゃんとお互いの目を見て向かい合っている11巻。
この表紙だけで、二人はもう大丈夫だと思えた。
のんちゃんのしたことは許されない事だけど、そのしこりを抱えて生きてきた苦しみも分かる。
自分がやってしまった事は消えないし、謝ったからと言って許されるわけじゃない。
けど、対峙してそのことを話せるだけでも変われる事はきっとある。
花野井くんがやっと過去の自分の話をして、自己紹介カードを渡せたところで号泣した。良かったねぇ。
男子3人のわちゃわちゃも良いし、姉と主任のさっぱりクールコンビもいいし、どことっても好き。
チ。-地球の運動についてー(全8巻)/魚豊
気になっていたタイミングで姉にごり押しされたうえに、3巻くらいまで無料公開していたので読んだらめちゃくちゃ面白く、一括購入して一気に読んだ。
すんごい面白かった。なんだこの漫画。
大河ドラマ的というか、人類史的で主人公がどんどん変わるから人は選びそうだけど、わたしはすごく好きでした。
地動説・天動説を巡る話かと思っていたら、それ以上に今日まで続く人間の「知」の可能性と好奇心の話だった。
あれだけ命を懸けて追い求めたものも、人生をかけて信じ守ったものも、全てはきっと人類史の一ページにも満たなくて。
最終話に至るまで語られてきた全ての人の人生が、アルベルトに「?」を与えるきっかけのサイドストーリーでしかなかったという残酷さも含めて好き。
山口つばさ短編集 ヌードモデル/山口つばさ
えっ、これ発売したの8月だったっけ…?
もっと最近な気がしていた。時の流れ爆速で怖い。
依存、生きにくさ、承認欲求、可視化されない性差。
全ての作品の根底に剥き出しのほの暗さがあって、ブルーピリオドってかなり読みやすくしてくれているんだなと思った。
深夜も早朝も分からぬ路地裏で、剥き出しで傷だらけの身体に上等なチュールの布だけをまとってるような、そんな短編集でした。
刷ったもんだ!(7巻)/染谷みのる
わたしは影の立役者が大好きなので、生産管理部楽しそう!と思った。
そういう人たちがしっかりプロとして仕事をしてくれるから、会社も社会も回っているのです。
全然ラブがないように見えて、着実に変化している黒瀬さんと真白の距離。
黒瀬さん、それはもう!好きなのでは!ないですか!!
いや、単に性別を超えた友情かもしれない。人の感情を勝手に推察して決めつけてはいけません。(いきなり冷静)
次巻はいよいよ大会本番だ!楽しみ!
スーパーの裏でヤニ吸うふたり(1巻)/地主
Twitterで読んで面白かったので購入。
大人版日常の中のボーイミーツガールというか。
疲れ果てた日常の中で、よく会うけど全くの他人を癒しにしてしまう人って多分いて。
どちらかの迷惑にならない距離感なら、こういうのも良いね。
まとめ
夏はお盆期間に無料公開やセールが多いので、漫画の読書量が多くなるな~と思ったけど、そうでもなかった。