【ガルパン最終章】次に繋げる、戦車道【三話ネタバレ】

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ガルパン最終章三話!観た?

先日観てきたので今日はその感想を書きなぐります。

ふせったーで壁打ちしてたら前半パートだけで2000文字近くになってしまい、全部書き終わるころには6000文字待ったなしコースだったので。

なんならアニメ本編アンツィオ戦劇場版最終章1話2話の感想も改めて書きたいくらいなんだけど、取り急ぎ三話の最大瞬間感想書きなぐりしておく。

 

ラインナップに行く前のアテンション。

※本編~最終章二話までを踏まえたうえでの感想です。

※三話のみならず、アニメシリーズ全てのネタバレを含みます。

※コミカライズ、ノベライズ、最終章パンフは未履修。

※戦車及びその周辺に関するミリタリー知識はありません。

※一部、ふせったーに投稿したものの焼き直しです。

※2021.4.12時点で一度しか鑑賞していないので記憶が曖昧だったり、シーンが前後している箇所があります。

※キャラクターの感情への言及、考察はすべて個人の雑感です。

※ここから先はガルパンアニメシリーズ全てのネタバレを含みます。 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

本日のラインナップはこちら。

 

知波単戦

知波単怖いよ!!!!!!
戦車全く詳しくないから知波単の車両がどれほどのものかは分からない。

けど、見てる限りあの機動力と装甲の硬さを兼ね備えた戦車が連携して追ってくるの、めちゃくちゃ怖いんですが。
2話の最後の方で窪地に追いやられた時に、西隊長が「味付けの違う突撃」ではなく「撤退」と明確に指示を出したところで劇場版から西隊長の葛藤を見てるこちらとしては泣きながらその成長を祝ったのだけど、隊列を離れて単体でアヒルさんチームを撃破した福ちゃんや、突撃こそ全て!と考え無しに突撃を繰り返していた玉田が「考えた上で勝つために」突撃許可を進言したところを見て、西隊長の思いがちゃんとチームに伝わっていて新しい知波単学園の未来が見えて涙ぐんだ。

家なら泣いてた。
一方で大洗組も、唯一の戦車道経験者で有能すぎる軍神・西住みほの知略の凄まじさに奢ることなく、個々で考えて動けるようになり始めてきたなと思う。
でもまだまだ「西住みほ流」が「大洗流」で。
この先みぽりんが卒業しても学園艦を存続させるためにもこの大会を機にそれぞれがより考えて「大洗流」をみんなで作っていかなければいけないのよね。
最終章では各チームが戦況に基づいて立ち回りの意見を出すことも増えてきているし、この辺も描かれていくんだろうなぁ。
ウサギさんチームの澤ちゃんがアニメ本編、劇場版通して思慮深さを見せているので、最終章でも何かしら作戦のキーになってくれそうな気がしている。
知波単戦後半でカミ車を橋替わりに川を横断するところ、あ、危ねー!!!

あんなんあり?!
いや、今までも戦車を足がかりに道を開くのは大洗(みぽりん)の専売特許だし、監督も何かのインタビューで作戦に関しては耐荷重も計算して問題ない組合せを採用してるって言ってた…気が…どこで読んだっけ…とにかく、そういう意味では問題ないんだろうけど、轟音かつドデカスクリーンで真上を通るIV号を見ると「こっ、こわ!!」ってなった。

展望塔吹っ飛んでるじゃん、怖い。
森を抜けるシーンであんこうチームが車内の役割チェンジして対応するの、めちゃくちゃ胸熱。
麻子の視力の良さ(と夜目が効く)を印象付けつつ、秋山殿の適応力(戦車の知識が天元突破してるので、車長以外はどのポジションも対応可能)を信頼しているからこそ出来ることで。

あのシーンだけでみぽりんのチームに対する信頼度と柔軟性が分かるし、装填手しながら指示出すみぽりん、超かっこいい!!!!
言葉少なでも的確な走行指示出すところも、ぶっ飛ばしてジャンプ→川を横断する所も、麻子の有能さが垣間見えて良かった。

あれ多分瞬時に目測で大凡の測量計算してIV号なら行けるって思ったから指示出してるよね。チート過ぎ。
IV号を追って飛び越えきれなかった戦車を足場にして横断してきた知波単も、これまでの戦いを参考にしていて、飲み込みの速さとそれを実行出来る実力の高さが恐ろしい。

なんで今まで一回戦敗退してたんだ…。(ヒント:突撃)
そこまで貪欲に勝ちに来ていたのに「IV号撃破」で万歳三唱してしまう所がまだまだ爪の甘い知波単らしさがあって、ちょっと安心した。

良かった、わたしの知っている知波単だ。
素直で実直で誠実な知波単の気質と、学習意欲の塊で愛校精神溢れた福ちゃんがいる知波単学園は強くなる以外の未来しかなくて楽しみだね。
前後するけど(今更)、福ちゃんがアヒルさんチームを撃破したところでちょっと泣いたよ。

家なら号泣してたね。

 

知波単戦後の日常パート

どん底で「いつもの」を出されてそれを飲む桃ちゃん、辛いのが苦手なのに好きだと思われて「いつもの」と認識されるほど、どん底に通ったんだね。

今まではちょーーーーーーーーっとポンコツで感情的な部分ばかりがフィーチャーされていたけど、最終章では桃ちゃんの人柄がわかるシーンが多いよね。

桃ちゃんのために戦っているから、当然ではあるんだけど。

アニメ本編でも劇場版でも、どこまでも杏を信じて、不在の時は率先して生徒会業務を引っ張っていたし、桃ちゃんは人を信じて頑張れる人なんだよね。
恐らくサメさんチームのことも切り捨てたくなくて、足繁く通って信頼を気付いてきたんだろうなぁ。
生徒会の引き継ぎで「メールじゃだめなんですか」って聞くさおりんに「大変でもそれがコミュニケーションだ」ってサラッと返せる桃ちゃんだから、その生真面目すぎる優しさに着いてくる人がいる。
どれも些細な日常パートの一コマだけど、そういう積み重ねが最終章の桃ちゃんの人脈に繋がってるんだなと思った。
卒アル写真確認のシーンで3年生が改めて紹介(?)されて、学園物のセオリーとはいえ寂しいなぁ。

 

他校戦の話。

黒森峰vsプラウダ

黒森峰サイド

エリカ〜〜〜〜〜〜!!!!!!
妹(みほ)を妬んでしまうほどまほ姉を尊敬し憧れているエリカが、まほ姉が率いたチームを統率する事になる。

大きすぎる憧れと同じ立場になると、その幻影と自分を比較して自信をなくしたり過小評価をしてしまうこともある。(かつてのみぽりんみたいに)
相当なプレッシャーだろう。
でも、そのプレッシャーを打ち砕くのも憧れの人の言葉で。
彼女にとっての隊長車を降りて「しょうに合ってるから」とティーガーIIに乗り換えて、そこからようやく、エリカ率いる黒森峰が始まる。
本編12話vs大洗戦の決勝戦序盤とシーンが似ていると思ったんだけど、とった戦法が今までの黒森峰とは違った、大洗にも似た作戦で、やっぱりエリカにとってはみほも憧れの人なんだなぁと思った。

あえて似たシーンにして対比させたのかな。深読みすぎ?
エリカの中で「西住姉妹率いる、伝統ある絶対王者・黒森峰」が完璧な強者の形で、そこから逸脱した行動をとったみぽりんは、憧れが一転して妬ましい存在になってしまったのよね。
そのきっかけとなったプラウダ戦。
あの日とは大会も戦況も違うけど、自分が率いる黒森峰がプラウダに勝てたことは、エリカの中で大きな成功体験になる。
あと小梅が黒森峰の主要戦力として活躍しているのを見ると何度でも泣いてしまう。

プラウダサイド
影絵にハマっているカチューシャかわいい。
聞き逃したけどチーム名も(たぶん)大洗に影響されていて、懐いた相手には心を許してしまうカチューシャのあどけなさが分かる。
一方で、本編でもそうだけど固定観念から相手を見くびって敗北というのが続いているので、この辺の成長が見たかった。

今回はまほ姉を盲信しているエリカが率いていたから、まさか黒森峰が王道から外れると思わないのだけど。
カチューシャにはノンナという絶対的忠誠をみせる副隊長がいて、極端に例えればエリカの覚醒はノンナがカチューシャの言うことを覆して反旗を翻すのと同じくらい有り得ない事という認識だったんじゃないかな。

前述のとおり、本編12話序盤の展開に寄せているのであれば、カチューシャはあの時のみぽりんを模倣して黒森峰を混乱させたかったのかも?

フラッグ車を隠してるから同じ展開でプラウダならどう戦うか見せたかったとか。
メタな見方だけど、この対戦カードだと2年生であるエリカに花を持たせるのは道理なのでちょっと可哀想だった。不運。

ノンナが2年生だったらまた違った展開になっていそう。

 

アンツィオvs聖グロ

アンツィオサイド
「学園艦一ごはんが不味い学校に負ける訳にはいかない!(うろ覚え)
ご飯ネタ頂きました!!!!この対戦カードでご飯ネタ、待ってた〜!!!!!
CV33が主力って、トラックとスクーターくらい戦力差があると思ってるんだけど(言い過ぎ?)、それでも何とか食らいつくアンツィオ、愛しい。
OVAでは作戦の意思疎通が上手くいかなくて、CV33が突っ込んできた所をアンチョビが庇う(フラッグ車なので自爆と同意)展開だったけど、今回はみんながフラッグの盾になっていて成長を感じて泣いた。すぐ泣く。
クルセイダーを持ち上げて運ぶCV33可愛い。
タンケッテ最強!!!!!!

聖グロサイド
「手応えのない戦いですねぇ」って辛辣なオレンジペコ、間違いなく聖グロの生徒。
アンツィオに回り込まれたと見せかけてクルセイダー仕掛けてくるダージリン様、まじで容赦がなくて好き。
「我が校はどんな相手でも手を抜かないの」さすがっす。
紅茶波打たせながら「機動力なら負けませんわ!!」ってぶっぱなすローズヒップ、蛮行を尽くすイギリス海賊の名残って感じで最高ですよね。
聖グロは全編通して唯一大洗に勝利している学校なので、個人的には是非決勝で大洗vs聖グロの対戦が見たい!!
両校共に今のメンバーで戦える最後の公式試合だからね。

サンダースvs継続

サンダースサイド
ケイさんのOK!GO AHEAD!なノリ、大好きなんですよね。
アメリカ野砲隊マーチの軽快なリズムにのって物量で攻めてくるサンダース、何度見てもテンションアガる。
アリサが「追い込まれました!」的なこと言ってパニックになってる時に颯爽と登場するMA集団、アベンジャーズ感があってFoooooooooooooo!!!!!!となる。
アベンジャーズは、見た事ないけどね(cv.お銀)
合流して形勢逆転!ってなった所にナオミ1人が「もう一両は…?」って言うの、有能な砲手であるナオミの視野の広さと冷静さが見えて良い。
話ズレるけど本編のサンダース戦で狙撃の後に「ダメかー!」って感じで装填手?の子に背中預けるナオミ、めっちゃ好きなんですよね。あそこCPあるでしょ。

観客席でそれぞれの卒業校を応援している大学生組が年相応に見えて可愛い。

継続サイド

継続、いまだに謎が多い…。

劇場版でカールを撃破するシーンがめちゃくちゃ好きで、あれ見たら継続トリオ好きになるしかないじゃん!ってくらいの知識しかない。

BT42が履帯外して華麗なドラテクぶっ放すの大好きだから、ケイさんが履帯見つけた瞬間に脳内のニョロニョロが歓喜に沸いた。

形勢逆転で追い込まれたところにフラッグ車をピンポイントで狙撃する魔女、強すぎる。

継続のシモ・ヘ〇ヘ…どう撃破していくんだろう。

 

継続戦

ジャングル(?)の夜戦も怖いけど、雪原も怖い。

継続の車両、カラーリングからし「雪!得意です!」って感じするよね。

まぁ継続だし、それはそう。(モチーフ国的な意味で)

黒森峰にいた時も苦戦したって言ってたし、みぽりんは型通りの知略を攻略していくのは得意だけど、奇を衒った知略の読み合いとは相性が悪いんだろうな。

みぽりん自身が弱い手札ながら、情報と奇策で今まで乗り切ってきているので同種の戦い方の経験則が圧倒的に足りないもんね。

継続戦が始まる前に桃ちゃんが「会長たちと同じ大学に進学したい」って明言してくれて安心した。

周りが盛り上がってるものの「桃ちゃんは進学したいのかな?その大学に行きたいのかな?」って思いながら見てたから。
IV号が狙撃されて3話終了だったから、撃破されたのかは分からないけど、あのダメージ度合いを見ると恐らく初手でIV号が離脱→あんこうチームがいない状態で戦わなきゃいけなくなる展開で。
最終章は各校の成長や未来を予見させるシーンが多いから、恐らくどこかであんこうチームが戦闘不能(もしくは一時的に離脱)するんだろうなと思っていた。
そうなったら桃ちゃんが周りに支えられながら隊長として頑張るしかなくて、その時点で桃ちゃんの口から大学進学についての気持ちが明言されてないと「やらされてる」ままに話が進むことになる。
なので、継続戦の最初に桃ちゃんが明言したことで「これは桃ちゃんの戦いになるんだな」って確信した。

「みぽりん流」を経て「大洗流」が確立されていく試合になるのかな。

早く四話が見たいよ~~~~~!!!!!

 

アニメ本編が2012年スタートだったらしくて、もう九年もガルパン好きなんだって。

信じられん…けど、これからもずっと好きなアニメです。

そのうちアニメシリーズや劇場版の感想も書きたいなと思ったのでカテゴリ作ってみたけど、どうなるかな~。

もし書いたらよろしくお願いします。

ガルパンはいいぞ!!!

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