マイベストエンタメ2020

季節調整のレバーを一気に2月辺りまで動かしたのかというくらい、いきなり冬らしさが加速したかと思えばもう年末が迫っていますね。

イベント事に対する感度が下がり「気付けばもう…」とは言うものの、気付くことすら後手後手の後手な気がします。

そんな惰性を置いていくように、今年もマイベストコスメのタグを見かける時期になりました。

昨年はこのブログでもマイベストコスメならぬ、マイフェイスコスメと称してその年に使用頻度が高かったコスメをまとめた記事を書きました。

今年も書きたい気持ちはあったんですが、何せこんな状況でメイクをしない日が圧倒的に多く、書いても面白味がなさそうなんですよね。

でも年の瀬が迫ったこの時期に何かしらまとめておきたい!という事で。

在宅生活で観た読んだ摂取したエンタメ各種の中からマイベストだったものをまとめて残しておきたいと思います。

 

本日のラインナップはこちら

 

ドラマ部門

クイーンズ・ギャンビット

つい最近視聴を終えたばかりのネトフリ産の海外ドラマです。

幼いながらチェスの天才プレイヤーとしての才能を開花させた主人公・ハーモンが、自身の才能と幼少期のトラウマに翻弄され、薬物と酒への依存を抱えながらも生きるヒューマンドラマ。

世界的にバズっているものの、チェスがあまり浸透していない日本(アジア圏)では今一つ話題になりきらない…という印象でした。

わたし自身、チェスの細かなルールはほとんどわからない状態で視聴しましたが、一気に最後まで完走しました。

バスケが分からなくてもスラダンを楽しめるように、バレーが分からなくてもハイキュー!が楽しめるように、チェスが分からなくても十分に引き込まれるドラマです。

ヒューマンドラマと言いましたが、展開としてはスポ根!

最終話で世界ランク1位のソ連(時代背景が冷戦時)のチェスプレイヤー達に挑む展開はまさに胸熱!!!!

ハーモンの成長・成功と共に移り変わる彼女のファッションやインテリア、物語のBGMも見どころ。

www.netflix.com

 

ドキュメンタリー部門

Queer Eye

こちらもネトフリオリジナル番組。

FAB5と呼ばれるゲイの5人組が自身のプロフェッショナル分野を活かして依頼人の魅力を発掘・底上げするお手伝いをする番組です。

人種、性別、性的指向、生い立ち、年齢…生きていく上でわたしたちは様々なジャンルに分類されたりしたり、レッテルを貼られたり、固定観念にとらわれたりします。

無意識のうちに人を選別し、自分を分類し、「理想」を眺めて比較して、一生懸命自分を卑下する。

「だってわたしはこうだから」「あの人はああだから」

FAB5はそれら全てを一度受け止めて、それからこう言います。

「そんな貴方だから、最高に魅力的でセクシーなのに!貴方も世界も、それを知らないなんて勿体ない!!!」

大切なものは大切なままに、より輝けるように全てのスキルと愛で抱きしめて背中を押してくれる。

FAB5の収まりきらない愛に是非触れてください。

誰かに、世界に、少しでも優しくしたくなると思います。

そして、その世界には、貴方も存在しています。

www.netflix.com

 

YouTube部門

BinTRoLL

今年は情勢も相まって沢山の方がYouTubeデビューしましたね。

動画のジャンルも多岐に渡り、さらなる市場に発展したように思います。

その中でも個人的に一番視聴したのはゲーム実況を中心とした動画投稿活動を行っているBinTRoLLのチャンネルでした。

声優の花江夏樹さんのゲーム実況動画でお馴染み、紫字幕のしるこさんがリーダーを務める個性豊かな6人グループです。

まったりのんびり「楽しいことをする」というスタンスで、雑談配信も多いのでラジオ感覚で流していました。

メンバー同士の掛け合いが微笑ましく、気を抜いて楽しめるので気圧に負けている時など、だらだらしたいけどガヤ的な音も欲しい…という時にとても重宝しました。

喜怒哀楽で言うと「楽」を提供してくれるチャンネルです。

www.youtube.com

 

小説部門

小説部門からは二作!どうしても選べなかった…。

うちの執事シリーズ/高里椎奈

今年の4月に出会って一気にハマりました。

完結してしまって本当に寂しい…花穎くん自身も、彼を取り巻く環境も大好きで、珍しく度々読み返しています。

雪倉さんに弟子入りして花穎くんが大好きなクイーニーアマンを習得したい。 

うちの執事が言うことには (角川文庫)

うちの執事が言うことには (角川文庫)

 

 

羊と鋼の森/宮下奈緒

「何が」「どこが」と上手く表せないんですが、とても好きです。

描写がとても綺麗で、文章から風景の音や香りがまでも感じられそう。

わたしはこんなに美しく世界を見てはいないけど、現実でそれらを前にした時の感性のベクトルが近いのかなと思います。

積読にしていたけど、いま読めて良かった。

たぶん、出会ったことに意味のある一冊でした。 

羊と鋼の森 (文春文庫)

羊と鋼の森 (文春文庫)

 

 

漫画部門

非常に悩んだんですが、やっぱりこれかな。

ブルーピリオド(既刊8巻)/山口つばさ

生々しい現実を描きつつも、フィクション的展開のバランスが絶妙。

生み出す苦悩。生み出せない苦悩。

自分のままで他人を超えたいのに、本当に向き合って超えなければいけないのは常に自分という禅問答のような葛藤。

出てくる人みんな人間臭くて、可愛くて愛しい。

ユカちゃんが大好きなので、彼に絶え間ない幸せが降り注ぐようにいつも願っています。(激重) 

 

ステージ部門

Four Seasons LIVE 2020

今年最高に泣いて笑ったエンタメと言えばこれ!!!!

開催出来たことに感謝が絶えないし、舞台構成演出キャスト陣の熱量全て最高値を叩き出したステージだったと思います。(何様目線)

いま出来る中で最上級の熱を届けてくれてありがとう。

円盤発売が待ち遠しいです。(気が早すぎるおたく)

www.mankai-stage.jp

 

★まとめ的な

今まで体験したことのない日常の中で、心の栄養の摂り方を今一度考えた年だったように思います。

もともとかなりの引きこもり気質でお家生活に苦を感じないタイプのわたしですら、色々なエンタメ現場が延期や中止、潰れていくのを見るのは少なからずストレスでした。

そんな日常でも手を変え品を変え、対策をしながら娯楽を提供し続けてくれる人たちがいるから、こうして心が死なずに毎日を生きていられます。

選択疲れすることもありますが、この時代に生まれて良かったなぁ。

あと自分の気質にも感謝…これで「家にいると危険なので毎日外に出てください」「共同生活してください」って言われたらストレスで壊れてたと思う。

そう考えるとアウトドア派、パリピ族の方々の心痛は計り知れません。

まだしばらく続きそうなので、自分を労わりながら時に世間と距離を置きながら、やりたいことリストを更新しつつ、楽しめることを楽しんでいきましょう!